服装論第一印象を数倍良くする服装術

ご無沙汰しております。

公私にわたるハードスケジュールが続き忙殺されており
ブログの更新が疎かになっておりました。

このブログを愉しみにされておられる方が非常に多いと伺い、
「早くブログ再開してください!」とのお声をたくさん頂戴しました。
今後も診療の合間を見て、他には真似することの出来ない、
捻りとエッジの効いた内容でちょくちょく更新していくようにしますので、
よろしくお願いいたします。

私は出勤時や外出する際に患者さんからよく、
「何で先生はいつもスーツ姿なの?」と訊かれることがあります。

HP の冒頭でも触れておりますが
第一には「多大な時間を割いていただく患者さんへの敬意と、
身だしなみ同様きちんとした仕事をするという意思表示である」
という側面と、
第二に「歯科医師という職業の社会的地位向上のため」
そして第三に「第一印象を良くする」という、スケベな側面もあります^^

とかく開業医という商売は狭い世界で動いているため
「井の中の蛙」に陥りやすく、
自らの考える常識と、世間一般の常識において
明らかに乖離していることが往々にしてあります。

私が歯科の世界を離れ、
財界のお歴々をはじめとした異業種の方々と交流を持つことに
傾倒、注視しているのにも、
この「ギャップ」の穴埋めをしたいがためにほかなりません。

プライバシーもあるので名前こそ明かせませんが、
聞けばびっくりするような大企業の、
まさに日本経済のど真ん中で陣頭指揮を執る経営者の方々と
交流会や酒席で杯を酌み交わす中で
「社長の、リーダーの服装がどのようなものであるか」を肌で感じてまいりました。

こと日本におけるビジネスシーンにおいては
スーツはシャツ、ネクタイ、ジャケット、スラックス、シューズ
どのようなものであれ、これらを身に着けてさえいれば
大抵のシーンで容認されてしまう服装文化が定着しておりますが、
欧米においては以前のブログ(参照1、参照2)でもご紹介しましたように
「服装はその人そのものを体現するもの」という意識が非常に強いのです。
「仕立ての良いスーツを着ている」ことは、
それだけで「出自の良い、教養のある人」という印象を与えます。

私が勝手に服装術の手本としているのが、
コフィ・アナン前国連事務総長です。
まだ私が20代の頃、度々報道されました国際紛争の解決に尽力する
アナン氏の、なぜかバリッとしているスーツ姿に強い印象を受けました。
他にもスーツ姿の人が山ほどいるにもかかわらず。

「なぜこの人のスーツ姿は群を抜いてカッコいいのだろう?」と。

彼はいつでもジャストサイズの上質なスーツを、
抑制の利いた独創的なスタイルで着こなし、端正な語り口で演説する。
その佇まいからは品格がにじみ、
美醜とか、体型とかを完全に超越した圧倒的な存在感が漂っていました。
それゆえ発される言葉も、深い説得力をもって語りかけてくるのです。

いつも「デキる男」を体現している氏ならではの逸話として
氏の在任中、アメリカ軍によるアフガン爆撃したことへの抗議の意志を示すため、
いつもは必ず挿しているポケットチーフを敢えて外し会議に臨んだのは、
非常に有名なお話であります。
永いこと、この仕事を生業にしておりますと、
色々な方々の心情が見えてくるようになります。
「いつもと比べると、ちょと元気なさそうだな、何かあったのだろうか」とか、
「あの人、今日は随分機嫌がいいな。良いことでもあったかしら」など、
同じ患者さんでも、日によって情動の変化は日によって変わって見えます。

時勢柄、就職活動で悩んでいる学生さんが多いように感じます。

また、日頃馴染みの居酒屋さんで親しくなったバイトの学生さんなどから、
度々就活の愚痴や相談を受けることがあります。
それを纏めますと、一番多い悩みが

「自分がどうして良いのかがわからない」
「何が駄目で面接に受からないのかがわからない」
という人が多くいるように思えます。

そのような若者に私は、
「あらゆる欲望を我慢して、一か月分のバイト代を貯めて
紺無地の仕立ての良いスーツを買いなさい」と、話しています。

ビジネスシーンにおいて本来善しとされるカラーは
紺とグレーのみです。ですから汎用性の高い紺を一着目に、
二着目にグレーを推奨しております。

身分不相応に高いスーツを着ることで、その人は当然それを大事に扱うでしょう。
皺が寄らないように、それこそ細心の注意を払う。
細心の注意を払う立ち振る舞いこそが、「エレガントな振舞い」に繋がるのだ、と。

それから家に帰るまでネクタイは絶対緩めてはならないこと、
結び方は一般的なプレーンノットは結び目が緩みやすいので良くない。
(こういうとイアン・フレミングに怒られそうですが^^
(ジェームズ・ボンドはプレーンノット以外の結び方をする奴は信用しないそうなので))
結び目の形が綺麗で形の崩れない、セミ・ウィンザーノットが良い、と。

そして「靴をケチってはいけない、
スーツを買ったらその次は靴だ、黒のセミグローブを買いなさい。
そしてその靴を磨いて自分も磨きなさい」と^^。

それから毎朝、出勤前にその日着るシャツとパンツを
自分でアイロン掛けするように言います。
(現に私も毎朝欠かさずそうしております)
この教えが奏功したのかは定かではありませんが
全くの白紙の状態から大手金融機関や、
最大手住宅メーカーに就職が内定した人がいるのも事実。

雇う側からしましても、皺の寄っただらしないスーツの着方をしている人と、
きちっとした身なりの人では、印象が全く違います。

ここで大切なのは、お洒落であることと私の言う服装術は
全く次元の違うお話であるということであります。

お洒落である必要はありません。
私がお伝えしたいのは、
「第一印象でその人の半分以上のイメージがついてしまうのだから
それを悪くすることで損してほしくない」ための術なのです。

であるならば、もっと印象良く見えるようにして、
もっと日本を元気にしましょう!
どこで何を買って、どう着たらいいかもわからないという方、
是非Dr.Kimまでご相談を^^
良いものを安く購入する方法を
私が持つ、あらゆるネットワークを駆使して伝授いたします。
(多忙時のご相談はご遠慮ください)

この内容に関しまして様々なご意見があると思いますが
ちょっと話を聞いてみたいという方は、遠慮なく院長にお声掛けください。

また服装術に限らず、このブログを隅々までご覧になった方は
お分かり戴けると思いますが、私は飲食関連の方々との
プライベートでのお付き合いが多く
そのため「ミシュランガイド」や「食べログ」とはまた違った視点で培った
豊富な「お店選び」のノウハウがあります。

ご家族や大切な方とのお食事のお店選び、大変ですよね。
集まる方の人数、年齢、嗜好、お店の立地などを踏まえた上で
決めるのは一苦労です。

そのような時にも是非、院長にお声掛けください!
大体のイメージをお伝え戴ければ可能な限り
ご希望に沿うようなお店をお手配いたします。

「彼女にプロポーズしたい」方、
絶対にうまくいくよう、セッティングします^^お任せを。