ノブレス・オフリージュ私は小児歯科医という職業柄、
数多くの子供たちと触れ合う機会が多く
子供達の笑顔とはしゃぐ姿に時には癒され、大人の想像を超える、
奇想天外な行動に、時には振り回されながら、
日々の診療に従事しております。

そして私は数年前より、世界中の子ども達を救済する団体、
セーブザチルドレンの活動を個人的にサポートしております。
セーブザチルドレンジャパン(以下SCJ)は、
飢餓に苦しむ子供たちの支援を目的として
不定期にチャリティーイベントを実施しております。
このSCJが主催しますチャリティガラは、
毎回、天皇皇后両陛下を始めとした皇族の方々や、
政財界、各界の著名人が多数参加されるなど
国内で最も格式の高い、由緒あるガラパーティーとして知られております。

ノブレス・オフリージュガラとは、以前にもお話しましたドレスコードの最上級、
男性はタキシードまたは紋付袴、女性はロングドレス、または着物の着用を義務付けられた、
極めてフォーマル度の高いパーティーのことを言います。)

その収益が全てSCJの慈善活動に充てられるため、
目一杯のお洒落をして愉しいひと時を過すことで社会貢献できるという、
素晴らしいイベントなのであります。

(そのチャリティーガラが先日、有楽町のザ・ペニンシュラ・東京におきまして
今回、25ans(ヴァンサンカン)という、女性ファッション誌とタイアップし開催されました。
女性の方はご存知と思いますが25ansといえば、
数ある女性ファッション誌の中でもトップクラス、別格的存在の女性誌です。
ですから主役は女性で、その女性がファッション性と美しさを競い合う、
まさにガチンコファッションバトル^^なわけであります。

ノブレス・オフリージュまた、この日のお食事に供された食材は全て、東北産のもので調達されております。
そういった意味でも、陰ながら東北地方の復興に微力ではありますが貢献しております^^
(Photo.1)

男という生物が強さ、逞しさを誇示したがるのと同様、
(男同士で酒を呑むと、腕相撲対決をしたり、筋肉自慢をするのが良い例かと)
そう、女性はいつでもスポットライトを浴び、光り輝いていたい存在だということです。

合ってますよね?

ノブレス・オフリージュそう、女性は「自分だけは特別な存在」で
ありたいものなのであります。

ですよね?

その、特別な存在で有りたい者同士がテーブルを囲んで
合間見えるわけであります。

会場は、「私こそが一番よ」と言わんばかりの、
女性達の発する見えない火花が
あちらこちらで激しく散っております。

それはさておき、会場は晩餐会と呼ぶにふさわしい、
それはそれは非日常的な、華やいだ雰囲気であります。
(Photo.2)

私達も、負けじと^^頑張りました。(Photo.3、4)

ノブレス・オフリージュパーティーの途中、
25ANS の十河(そごう)編集長と、【ブログ】
ゲストとして参加されたギタリストの村治 佳織さんとご一緒する機会がありました。
さすが、「エレ女」なお二方。お世辞抜きに、お美しい。
弾む会話に、頬も緩みっぱなしです。(Photo.5)

また一昨年より、セーブザチルドレン の活動をサポートしている
ブルガリ・ジャパン 代表取締役 ティエリー・マルティー社長とも
お話しする機会がありました。(Photo.6)

詳細につきましては
現在発売中の25ANS 2月号に掲載されておりますので
是非ご覧くださいませ。
(ちゃっかり私達も写っておりますのでお探しください^^)

ノブレス・オブ・リージュ noblesse oblige

ノブレス・オフリージュ委訳しますと「見返りなき奉仕」となりますが
欧米では、富裕層は社会奉仕をするのが
当然の行為として認識されております。
マイクロ・ソフトのビル・ゲイツや
投資家のウォーレン・バフェットは
各々、個人資産のうち、4兆円!!!という、
莫大な金額を寄付し、財団を設立したのは
記憶に新しいところですし、アンジーやブラピをはじめとした
殆んどのハリウッド・スターがその高い知名度を活かし、
社会奉仕活動に勤しんでいるのは皆さまもご存知のことでしょう。

私は決して富裕層ではありませんが
自分自身、十分に「幸せ」な生活を送っていると思っておりますし
「こころは十分に豊かであり、そういった意味では富裕層ではある」と
自負しております^^

ノブレス・オフリージュ私には多額の寄付をするお金も、
私の労働力を現地に提供する時間も、余裕もありません。
しかし、だからといって、何もしないで黙って見ているようなことは
情にもろく、感情移入しやすい私の性格上出来ません^^
日本ではそのような社会貢献活動に対し、どちらかというと
今まではネガティブに捉えられていたように思います。
「自らも愉しみながら社会貢献する」感覚が、
今後より拡がっていくと良いですね。

「無理せず出来るぐらいが、丁度良い」

そもそも社会奉仕活動など、堅く考える必要は全くないと思います。
自分のペースでやっていくのが一番です。
誰かに褒めてもらいたいからする、というのも良いでしょう。
大切なのは「誰かの役に立つことをしたい」という気持ちを持つことなのです。

それが絆であります。

日本が、東北がこのような状況で
「今の自分に何が出来るか」
多くの方が、真剣に考えた一年であったと思います。

このようなことを言いますと
「偽善的だ」の「売名行為だ」の揶揄されることが多くあがることも事実ですが
そう思う方は思えば宜しい。

「出来る人が、無理のない範囲で行う」のが、一番です。

己れの身を削ってまで、すべきことではありません。
各々が出来ることを出来る範囲ですればよいのです。

noblesse oblige

人に奉仕する心を持ってさえいれば、たとえ見返りなど求めなくとも
その行いは必ず自らに帰するものであると強く思うことが
私には今まで幾度となくありました。
これからもその思いは捨てずに生きて行きたいと思います。

「そんなに人助けしたかったら、私を助けて」と思った方は、
まず、その邪心を捨てることから始めましょう^^